天青で鰰寿司!
今年も奈良の大倉本家さんにて造りのお手伝いを
させていただいてます。
今年で4年目・・・
でも、記憶力が悪く昨年教えてもらったことが
すっかり記憶にない・・・(悲しい)
ほんと情けない頭ですわ。。
茗荷の食いすぎかな・・やっぱり年かな??(笑)
でも、蔵に行くのは楽しい。
なんと言っても朝一番最初に蔵に入るときが一番好きです。
蔵の中と外に見えない境界線があるかのように
外と180度変化する空気・・
微生物達が一生懸命働いて造り上げた
なんともいえない漂う素敵な香り。
そして立ち昇る釜場からの蒸気。
中はめちゃくちゃ寒いけど目に触れるもの、
肌で感じるものすべてが新鮮で
寒さを忘れさせてくれる不思議な空間。
これが好きで蔵に行かせてもらってるみたいです。
酒恋さんが到着する8時には大倉隆彦杜氏も
釜屋の田中さんもめまぐるしく働いておられます。
蔵の朝は早いです・・。
酒恋さんがおもにお手伝いさせてもらってるのは
蒸し米の放冷作業や、室での麹の床もみ、
蒸し米をタンクに放り込む作業・・・
清掃です。
たいしたお手伝いにはなってないのですが
自分も人気蔵大倉本家のお酒の造りに
参加させてもらってると思うとちょっと鼻が高くなる気分です。
お手伝いは8時~12時ぐらいまでなんですが
お昼前になるとさすがにお腹がペコぺこ!
大倉杜氏や田中さんと談笑しながら一緒に食べる
昼食が待ち遠しくて(笑)
ほんと大倉本家の皆さんには感謝です。
さて、話は変わって本日の酒肴・・・
この時期が来るのが待ち遠しい秋田の頼り。
秋田名物鰰寿司です。
秋田の魯山人が自家製を毎年送ってくれるんです。
飯米と鰰と生姜、人参などを漬けこんで醗酵させたもの。
いわゆる馴れ寿司の一種なんですが
滋賀のフナ寿司のような独特の醗酵臭も癖もなく
馴れ寿司が苦手な人でも食べられますよ。
酒恋さんは馴れ寿司が大好きなんで
初めて食べさせてもらった時は、
旨すぎて鰰寿司で7合ぐらい飲んでマーライオンに
なった記憶があります(笑)
その鰰寿司には雌と雄があって、
飲兵衛には断然雌がお勧めですね。
ぷりぷりとした鰰の卵(ぶり子)がたまらないんです。
ちょっと苦味があるけど酸味が上手く調和して
杯が進むんですよ。
ちなみに嫁はぶり子が苦手・・・
なぜなら視覚が嫌だそうです。
なんでも蛙の卵を連想するからだと・・(笑)
だから食わず嫌いなんです。
もったいないですね!!
今宵合せたポン酒は前回弟の倭朕が飲んでた
神奈川県熊沢酒造 特別本醸造 風露天青無濾過生原酒
わずか3合ぐらいしか残ってません。
まだ味見してないから半分置いとけよ!!
と言っておいたのに・・。
ま、しかたがない・・今宵は3合で我慢です。
今回はお燗でいただきました。
まずは寒かったので55度ぐらいまで温めて・・
きゅ~っと。
お腹の中に染み渡っていくのがわかります。
冷たいときに感じなかったほのかな甘みがいいですね。
それに酸味がおさえられた感じがします。
でも喉にキュイン!とくる刺激は燗の方が
少し強く感じました。
一番旨く感じたのは48度ぐらいかな・・。
新酒の搾りたてなんで燗映えしないのかもしれませんが
けっこう好きな味でしたよ。
鰰寿司との相性もなかなか。
今宵の酒肴とポン酒の相性は・・
★★★☆・・・・35点 良
搾りたての燗だからこれで十分合格点。
熟成酒の燗なら点数はUPでしたね。
ポちっと ダブルでお願い!!
↓ ↓
| 固定リンク
| コメント (10)
| トラックバック (0)
最近のコメント