〆張鶴で蕪蒸し
もうすぐ正月から一週間。
1月は時間の経過が早いです。
そろそろ七草粥です。
七草とは・・・・
芹(せり) 薺(なずな)御形(ごぎょう)繁縷(はこべら)
仏の座(ほとけのざ) 菘(すずな) 蘿蔔(すずしろ)
元旦からの暴飲暴食で疲れた胃を休め、
おせち料理では不足しがちな栄養素を補うために食べるとか
邪気を払い万病を除くために食べるとか諸説あるみたいですが
酒恋さんはこの七草粥って好きじゃないです・・・。
まず、セリ科の野菜が大嫌い・・・
あの独特の香りがNG・・
それにナズナってぺんぺん草ですよ!!
ペンペン草ってそこらに生えてる雑草じゃないですか・・・
だから食べる気がしないんです。
七草粥ファンの方すみません・・・
今の時期スーパーではこの七草が入ったセットや
年末の残り物は沢山売られているものの、
他はろくなもの売ってません・・。
漁師も畜産農家もお百姓さんも仕事を始めたばかりで
新鮮な国産の魚介類、肉類、野菜は10日前後にならないと
並ばないです・・。
昔は流通網も整備されてないし
スーパーなんてなかったから
この時期は何にも食べるものが無かったんでしょう。
だから道端に生えている食用の食物を使って
粥を作りお腹を満たしていたと言うのが本当かも?!!
ま、そんな話は置いといて・・
今宵の酒肴は蕪蒸。
酒恋さんの畑で取れた蕪と年末に買っておいた
剥き海老とトロカレイ、そして茹で銀杏を使って
亀広寿司で好評だった蕪蒸しを再現してみました。
前回の亀広寿司の会で、この蕪蒸が食べられなかったのが
相当悔しくて家で再現してやろうと亀広寿司のマスターに
作りかたを少し伝授してもらいました(笑)
白身の魚ならトロカレイじゃなくても
タラでもなんでもいいと思います。
亀広では確かスズキだったと思います。
ユリ根なんかも入れたらもっとおいしいかも。
まずは蕪の皮むき・・
蕪を4等分ぐらいにして中の色が変わっているところ
ぐらいまでを分厚く剥けばOK!
剥いたらごしごし摩り下ろします。
(これがけっこうしんどいのよ・・・)
摩り下ろしたらキッチンペーパーに包んで搾り
軽く水分を切ります。
卵2個を白身と黄身にわける・・。
白身に少し塩を入れて角が立つぐらいかき混ぜて
メレンゲ状にします。
先にトロカレイを軽く蒸しておきます。
海老と銀杏、それに摩り下ろした蕪を白身と混ぜて
器の一番下に引いたトロカレイの上に乗っけます。
蒸し器で15分ほど蒸します。
蒸してる間に、だし、醤油、酒、みりん 砂糖 塩で
だし汁を作り片栗でとろみをつけて
最後に残っている黄身を溶き入れ餡を作ります。
蒸しあがった蕪蒸しに餡をかけてわさびを乗っければ
酒恋流蕪蒸しの完成です!
見た目は天津飯ですね(笑)
合わすポン酒は憧れの新潟美人から頂いた
新潟県宮尾酒造 〆張鶴 しぼりたて生原酒。
この時期にしか味わえない人気の限定酒だそうです。
搾りたてだからこそのフレッシュな口当たり
そして生原酒らしい濃厚で深みのある味わいが印象的で
旨味たっぷり。
端麗辛口で有名な新潟酒らしくない一本です。
蕪蒸しを一口・・・
ふんわりとした雪のような口当たり・・・
そこに出汁が絡むとさーっと蕪が消えていきます。
まるで口の中で新雪が溶けていくような食感です。
わさびと海老の風味、銀杏のほろ苦さも加わって
なんとも贅沢な味わいです。
〆張鶴 しぼりたて生原酒を一献・・・
う~ん!!たまりませんな!!
蕪の成分ジアスターゼと新酒のフレッシュさが
良い感じに絡まります。
そしてジアスターゼは胃を活性させるため
食欲も酒欲もそそります。
こんな旨いもんを亀広寿司では出してくれてたんですね。
本日の酒肴とポン酒の相性は
★★★★☆・・・・45点
残念・・・柚子を忘れてたんです・・
出汁に柚子を加えれば満点以上!
無念じゃ・・
ポちっと ダブルでお願い!!
↓ ↓
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