今宵は小柱の掻き揚げで鬼平気分!
酒と肴のブログを書いている人なら池波正太郎のファンって
けっこう多いんじゃないかな??
酒恋さんもその内の一人!池波氏の作品は大好きです。
特に、火付け盗賊改め長谷川平蔵が密偵たちを使い
盗賊を捕まえていく「鬼平犯科帳」は、
携帯端末に入れて何度も読み返しながら通勤しています。
池波正太郎と言えば大の食通。
氏の作品には頻繁に旨そうな酒肴がでてきますよね。
鬼平犯科帳も同じ・・・・
白魚と豆腐の小鍋仕立、五鉄の軍鶏鍋、小柱の掻き揚げ
鮎なます、里芋と葱のふくめ煮、鰈の煮つけなどの
江戸の美食に平蔵が舌鼓をうつシーンがたびたび登場します。
飲んべ~の酒恋さんは読んでいて思わず
「あ~っ・・食いて~・・一杯やりてぇ~なぁ・・・」と、
いつもため息です。
そんな酒肴の中でも「五鉄の軍鶏鍋」と「小柱の掻き揚げ」は
是非味わいたい一品・・・。
特に五鉄の軍鶏鍋は、もしもこの世にタイムマシーンがあれば
絶対に行って平蔵と一献傾けながら味わってみたい・・
そんな思いがつのります。
架空のお店なのであくまでも夢ですけどね。
でも、モデルといわれているお店(軍鶏鍋屋「五代目かど屋」)が
東京の両国にあるみたいなので、
いつか訪れて是非味わってみたいな~と思ってます。
もう1品の「小柱の掻き揚げ」。
小柱はバカガイ(青柳)の貝柱なので、
これは家で容易に再現できるだろうとスーパーや鮮魚店を
探し回るのですがこれが見つからないんですよ・・。
バカガイは 東京湾の名物だったこともあり
関東では大変ポピュラーな食材なのですが
どうも 大阪では馴染みの薄い食材みたいです・・。
でも先日、やっと見つけることができました!
ワンパック380円!!
それもいつもの鶴橋商店街で・・・・・。
店屋の親父に聞くと、あまり需要がないので
めったに仕入れることがない品らしいです。
とにかく探し物が見つかり嬉しかったです。
自宅に戻り、小柱の掻き揚げ作り開始です!
できるだけ平蔵が食べた小柱の掻き揚げを再現したかったので、
まずは江戸のころの小柱の掻き揚げを調べてみました。
すると平蔵が源氏橋のたもとにあった「さなだや」で
食べたであろう小柱の掻き揚げは小柱と三つ葉を
寄せ揚げにしたものではないか?と想像されます・・。
だから近くのスーパーに三つ葉を購入しに走りました・・
ますは、ボールに卵を入れ、同量の冷水を混ぜます。
そこに小麦粉を入れて溶き、少しゆるめの衣を作ります。
たぶん当時は衣に下味なんてつけてなかったと思うので
これでOK!
別の器に掻き揚げ1個分の小柱と三つ葉を準備して
小麦粉を絡ませます。
そこに先ほど作った衣を入れて、お玉にすくって
油の中に入れて揚げるだけです。
油は江戸前の天麩羅風になるようにサラダ油とごま油を
6:4の割合で混ぜたものを使用しました。
すぐに火が通る食材なのでほんの1分程度揚げるだけで完成です!
お!!これが憧れの鬼の平蔵が食した小柱の掻き揚・・・。
ごま油の風味が最高で、食欲をそそります!
早く食いて~ぇ!!
あわすポン酒は、
高知県 亀泉酒造 純米原酒 土佐亀泉。
先日も紹介して、その後、常温で放置していた一本です。
今宵は、ぬる燗で・・。
大根おろしを添えた天つゆに、出来立ての小柱の掻き揚げを
ちょこんと付けてかぶりつきます。
ぷりっとした小柱の食感と三つ葉の良い香りが
とても相性が良いですね~。
それにふぁ~っと漂うごま油の香りがたまりません。
これは酒欲がすすみます。
以前より少しまろやかになった亀泉が良い感じに
小柱の掻き揚げに絡んでいきます。
原酒らしくしっかりした味わいなので、ごま油と相性が抜群。
そして最後はすっきりと胃袋に納めてくれます。
こいつは旨いですね~ぇ。
目をつぶると脳裏に・・・・・・・・・・・・・
鬼の平蔵がこのときばかりは鬼を忘れ舌鼓をうってる姿が
浮かびます。
この小柱の掻き揚げとポン酒が命がけで江戸を守る
火付け盗賊改めの頭としての活力になっていたんでしょうね。
念願の小柱の掻き揚げで一献できて
今宵はちょっと鬼平気分の酒恋さんでした。
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