人情のポン酒!浪花酒造「純米吟醸 さか松」
先日、懇意にしている小林酒店にポン酒を買いに行くと・・
小林酒店のヒデさんから・・・
「酒恋さん!マグロ一匹あげるわ~持って帰り」
「え!マ、マグロ一匹?!」
いきなり、そんなこと言われたら誰だってびっくりしますよね。
まさか解体ショーとかで見る何百キロもあるような
マグロじゃないだろうけど・・・・・・・
マグロ一匹くれる?!
わくわくしながら待っていると、しばらくして袋に入れられて
登場したのは50㎝ほどのミニマグロ。
ミニマグロって言っても自宅で捌くとなると大物です。
その日の朝、中央卸売市場で仕入れてきたそうです。
このヒデさん、気前がいいんです~
住んでいる地名から春日出の金さんと呼んでもいいぐらい(笑)
このヒデさんならほんまに300キロぐらいのマグロをポン!と
くれそうです。
こんなの戴いたら今宵は飲まなきゃいかんでしょ!
ということで、何か良いポン酒はないかと店内の
リーチインを見渡し・・・・・・・・・・
目に留まったのが地元大阪 浪花酒造さんの
純米吟醸 さか松というポン酒。
リーチインの中にひときわ目立った黄色いラベル!
全量山田錦使用の素敵な大阪泉州のポン酒です。
こんなポン酒、大阪にあったんですね・・知りませんでした。
泉州と言えば今からが旬の水ナスが有名!
水ナスの漬物で、一献するのはたまりませんね~。
そう言えば大阪の地酒なんてあまり飲まないです・・・
ポン酒を応援するためにはじめたブログなのに・・
基本である地元の地酒を満足に応援もできてない・・・
小林酒店さんは地元大阪のポン酒も大切にされています。
そう思うとお恥ずかしい・・・
そんな思いから、本日は地元大阪 浪花酒造
純米吟醸 さか松を購入!
水ナスで一献がよさそうだけど、
本日はマグロもあるし、それにこコメントをよくくださる
「しもべえ」さんのブログを見て豚ハツの燻製に
チャレンジしてみようと2日前に御幸森商店街で
豚のハツ(心臓)を250円で購入して
醤油・味醂・酒・おろし生姜・にんにくと言う
いつもの手抜きタレに漬けて燻製の準備しているので
肴的にはじゅうぶん・・・。
今回は、水ナスはあきらめよう・・・・。
さて、家に帰り豚ハツの燻製から。
タレから取り出し、少し水洗いしたら
それをキッチンペーパーの上で1時間ほど乾燥。
そしてフライパンで燻します・・・・。
今回もサクラチップを使用しました。
15分後、なかなか良い色になりましたよ!!
しばらく煙臭さを飛ばすために冷蔵庫で休憩してもらいます。
さて、マグロを捌きにかかります・・・・・・・・・・・
ミニマグロと言えど、やはり捌き応えがありますわ~。
20分ほどかかって何とか捌ききりました・・。
半身でもかなりの量なので4分の1だけ食します。
後は、漬けにでもして保存し次の日の楽しみに・・。
ついでに旬の筍もスライスして一緒にお皿に盛りつけ
刺身盛の完成!
豚ハツの燻製に、マグロと筍の刺身盛!
今宵も贅沢な夕食開始です!
まずは、純米吟醸さか松を開栓・・・・・
落ち着いた感じの香がふんわり漂います。
マグロの腹っぽの方を一口・・・
さすがに幼魚だけに脂ののりは少ないですが
マグロの持つ味わいは十分堪能できます。
そこに、純米吟醸 さか松を含みます。
す~っとした飲み口で丸い口当たり。
最初は少しぼやけた輪郭でしばらくして、
だんだんお米の味が沸いて輪郭がしっかりしてくるような印象。
旨味が長いあいだ口腔内にとどまっている感じで
酸味はあまり感じないです。
じんわりじんわり旨味が味わえるところが大阪ぽい・・
軽薄に見られがちの大阪人ですが、
噛めば噛むほど味がでます・・。
それと同じ・・いわば人情のポン酒ですね!
今度は、豚ハツの燻製・・・・
スモーキーな香りと生姜の風味がいいですね~。
弾力がある心筋のぷりぷりとした食感もたまりません。
こりゃ、ウイスキーでも、焼酎でも、なんでもござれです。
ブラックペッパーのピリ!っとした味わいがあれば
もっとよかったかな~。
こいつは、我が家の定番になりそうです。
純米吟醸 さか松との相性は、マグロの時よりもこちらのほうが
断然旨いです。
マグロの時よりも輪郭がはっきりして肉の旨味とうまくかみ合います。
ポン酒って面白いです。
肴によっていろんな顔色をみせるんですも。
普通は魚と肉なら、断然、魚のほうが合いそうなのに。
今宵は地元大阪のポン酒にそんな奥の深さを教えられました。
大阪の地酒と言えば、秋鹿や呉春が有名だけど、
泉州にもなかなか個性的なおもろ~なポン酒があるもんです。
浪花酒造、これからも応援していきたいですね~。
ポちっと お願い!!
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