先日、親愛なる秋田の魯山人より素敵な贈り物が届いた。
「秋田の魯山人(酒恋さんが勝手に呼んでいます)データー」
酒恋さんのご学友・・・・・・・・・・・・
なまりが出ると「ざじずぜぞ」の「ず」をチュと発音。
例・・50円をごチュー円・・・。
身長180センチ弱、中肉中背、男前で趣味は自転車レース。
美しい夕日が沈んでいく壮大な丘の上に住んでいる。
イメージ的には漫画「ブラック・ジャック」が住んでいる家。
秋田の人たちの生命と財産を守るために日夜働く傍ら
ボランティアで「世界遺産」白神山地の案内人をしたり
秋田の郷土料理や地酒などを伝える伝導師。
串かつ、お好み焼きを食べに数年に1度大阪に出没。
ジュンサイ・岩牡蠣、はたはた寿司、いぶりがっこ・・・
春夏秋冬、素敵な食材を酒恋家に送り届けてくれる
そんな魯山人。
今回届いたのは寒くなる頃にいつも酒恋家が
楽しみにしている秋田の伝統的な郷土料理。
野菜とあきたこまちをスティック状にして焼いた
きりたんぽを皮内地鶏のスープでいただく
ご存知!! 「きりたんぽ鍋」。
ちゃんこ鍋、ふぐやクエ、アンコウ鍋など冬になると
旨い鍋が多い中、この「きりたんぽ鍋」は素朴でありながら
贅沢で心からあったまる秋田からの贈り物。
さっそく開封する・・・・・・・・・・・・・
いつもは、比内鳥のスープときりたんぽだけなのに
今回はなんと、すべて食材が揃ってる!!
せり、糸コン、まいたけ、白ねぎ、皮内鳥、つみれ・・
きりたんぽ、だまっこ、皮内鳥スープがついて
すぐに鍋ができる親切セット。
それに、食材ひとつずつに番号が打ってある・・・・
この番号はいったい???!!!
もうおわかりだと思うが実は鍋に入れる順番が
親切にも食材に書かれているのだ。
鍋に入れる順番なんてどうでもええやん・・・と思うけど、
やはりせっかく美味しいものをいただくのだから
100%美味しく味わいたいもの。
意味なく入れる順番があるのではなく「鍋」を
おいしく食べるために考えられた先人の道しるべ。
それに従うのがセオリーですよね。
今宵は、順番を守って鍋を楽しむつもり・・
きりたんぽを食べるときにいつも思うことなんだけど
鍋と言えば、白菜と豆腐が定番の酒恋家・・・・・・
たぶん、関西の家庭ならぞうだと思うんだけどね。
でも、本場の「きりたんぽ鍋」には白菜も豆腐も入れないみたい。
それに糸コンが入ってる・・
すき焼きになら入れるけど、酒恋家では鍋には入れないな・・・
糸コン風で鍋に入れるものと言えばマロニか春雨・・・
野菜ではせりを鍋に入れるのが、すごく新鮮な感覚。
酒恋家では、入れても菊菜ですね・・。
古今東西・・・同じ日本と言えどその土地、地域によって
鍋の具材でもいろいろ違いがあって面白いものです。
さて、今宵のポン酒は当然、秋田の郷土鍋に
合わすんだから「秋田の地酒」!!
と、いきたいところですが、あいにくストックには
秋田のポン酒はきらしてます・・・・
いつもは白瀑があるんですけどね・・・・
近所の酒屋には売ってないし・・
行き着けと言えど小林酒店に行くのにも遠い・・・
家にある、ストックと言えば・・・
「梅の宿 純米吟醸」「飛露喜 特別純米」
「本醸造 朝日鷹」「本醸造 旭鳳」
「純米 やたがらす」「風の森 しぼり華」
ここは、3日前に買ったばかりの
「飛露喜 特別純米」にしておこう。
「飛露喜」はご存知のように福島県の人気銘柄。
なかなか手に入りにくいけど特約店が近くにあって
タイミングよく手に入るんすよね!
ラッキーです!!日ごろのおこないですかね(笑)
さてさて、夕飯・・・・・・・・・・・・・
添付されているお作法通りに鍋に具材をほうりこんでいきます。
まずは皮内鳥のスープを入れて、ごぼうを・・
次に鶏肉、ミンチを入れて少し煮立たせアクをとる。
だまこ餅、糸コンニャク、舞茸を入れ、次に白ねぎを・・
きりたんぽを入れて、煮くずれしない程度に煮て
せりをさっと火を通す程度に入れたらOK!!
じゃじゃん!!完成!
酒恋さんは、鍋を食べるときにまずは主役から
食べるタイプなので、最初はやっぱりきりたんぽから。
もちもち~っとした食感と香ばしい香りがたまりせん。
それに噛めば噛むほどじゅわ~っと広がる米の甘み。
比内地鶏の濃厚な出汁がしゅんで旨いのなんの!
ここに「飛露喜」を流し込んでナイス!マリアージュ!
なんてたってポン酒もお米から、きりたんぽもお米から
できてるんですからね!
愛犬ちょこちゃんも、きりたんぽのおこぼれを授かり
おいしい~って大喜びです。
続いて比内地鶏・・・・
しっかりした肉質なのに硬くもなく
適度な脂身で味わいが深くまこと旨い地鶏です。
さすがは、鹿児島地鶏、名古屋コーチンと並び、
日本を代表する地鶏ですね。
冷えた「飛露喜」がすいすい胃袋に納まります。
この「飛露喜 特別純米」は、春先にもこのブログで
紹介しましたが、ひと夏超えて、めちゃくちゃまろやかに
なってます!!
含んだ時に、ほんのり香るフルーツ系の香り・・・・
ほんのり甘く感じますが、ふわ~っと米の旨みがひろがり
すべるような舌触りが素敵です。
そして、す~っと切れていく感じがにくらしい・・
正直、人気があるのがわかりますね・・・。
旨い!!です。
にんまりしながら飛露喜を楽しみ、
続いて、ごはんをまるめて団子状にしたシンプルな
「だまっこもち」を・・。
だまっこもちは、きりたんぽの原型みたいなものです。
違いと言えば、きりたんぽはスティック状で少し焼き目が
ついていますが、だまっこもちは団子状に丸め固めたもの。
お米が美味しい秋田ならではの鍋の具ですよね。
メインディシュを一通り味わった後は、ゆっくと野菜を・・
舞茸やせりの香り、ごぼう、糸コンの食感・・・・
茹でられて甘くなった白ねぎ・・・旨いね~!
濃い口醤油で整えられた比内地鶏のスープが
上手く素材をアシストして素朴だけど贅沢な
きりたんぽ鍋を今宵は楽しませてくれました。
最後は、当然・・・・・・・・・・・
ポン酒のあとは、ご飯で〆ましょう!!
比内地鶏の出汁が利いた雑炊で・・・・
いや~最高っす!
魯山人!旨かったです!来年もたのんまっせ!!(笑)
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