「祥月」で圧巻!相模灘の会!
最近はブログUPの日付けとイベントがかなりずれぎみ・・
ほんと忙しい・・・
さて先日、大阪此花区の超名店「酒仙房 金生」さんの
別館「祥月」で
これも超人気蔵「相模灘」を醸す
神奈川県久保田酒造杜氏 久保田晃さんをお招きして
茶懐石&日本酒の会を開催しました。
超人気店と超人気蔵の夢の組み合わせ。
しかも5000円と言うこのレベルの酒会では
破格な値段なのでオープンな参加募集はせず、
小林酒店のメール会員さん優先的に募集をした結果
あっという間に定員に。
キャンセル待ちが何人も出たすごい会となりました。
ブログで、そこまで伝えることができるかどうか
わかりませんが、スタッフ参加であった酒恋さんが
こんな素晴らしい会にスタッフ参加なんて悔しい!
そんな言葉を連発した会でもありました。
祥月さんは、お茶会やお祝いごと、吉書(きっしょ)ごとに
使ってもらおうと建てられた金生の別館。
金生マスターがお茶をされていると言うことで
中は和を感じるとても素敵な屋内庭園。
その横には翠秀軒と言うマスターのお名前から
一字とってつけられた茶室があります。
本日の会場である2階は和室になっていて床の間には
兜が飾ってあります。
この兜は季節感を感じるように金生マスターの計らいです。
その横には、大石内蔵助描いたという絵を掛け軸にしたものが
かけられて、会に風格と重みを演出してくれてます。
そんなところで酒の会を開催させていただけるなんて
ほんと光栄です。
この別館「祥月」、お祝い事にぴったりですよ。
是非、使ってあげてくださいね。
さて、会に先立ちまして、金生マスターが
茶室にてお茶をご馳走してくださりました。
飲み方がわからない酒恋さん・・・
マスターに教わりながらおいしく頂きました。
ただし正座が苦手なので胡坐でしたが(笑)
茶心と酒造りに何か通じるものがあるのでしょう・・
久保田晃杜氏とマスターの会話がひじょうに印象的でした。
内容は・・・ひ・み・つ!
さて、会はいつものように名司会者マーキーさんの
進行ではじまり、久保田杜氏のご挨拶・・・
そして、小林酒店社長の発声で純米吟醸 雄町で乾杯です。
本日のお酒のラインナップ
①相模灘 純米吟醸 雄町 火入れ
②相模灘 純米吟醸 山田錦 火入れ
③相模灘 純米吟醸 美山錦 火入れ
④相模灘 特別純米 槽場直詰 無濾過生酒 美山錦
⑤相模灘 特別純米 無濾過生酒 芳醇辛口 美山錦
⑥相模灘 特別純米 無濾過生原酒 若水
限定20名の参加者・・・・・・・
男女比率は女性が少し多い会となりました。
遠く鹿児島から日帰り参加のみゆきちゃん、
そして、神奈川から酒恋さんの関東の姉でもあり
相模灘応援団長である酒仙婆さんも参加してくれました。
ほんと、遠いのにありがとうごさいます。
料理は、金生マスターの真心こもった茶懐石です。
圧巻でした・・・
お皿と料理の向きがリンクしていてとても素敵です。
まずは、茶懐石でも前菜と言うのでしょうか・・・
蛍烏賊、とこぶし、サトイモ、だしまき・・・
紅白なます・・
そして自家製ごま豆腐・・
これがお膳に並んでいます。
これを頂きながら、乾杯酒の相模灘雄町、山田錦を・・
久保田晃杜氏も熱心にお酒の説明をしながら
お酌に回っていかれます。
参加者の方が酒恋さんに語った感想ですが、
やはり杜氏さんが来る来ないで
酒の会と言うものの値打ちが変わる。
造り手が目の前にいて、そのお酒の背景を聞き、考えを聞き・・
そうすることにより益々そのお酒が好きになる・・
単に旨いだけでは、旨い酒で終わる。
好きな酒にはならない・・
そんなことをおっしゃっていました。
そして久保田晃杜氏の情熱に打たれ
人となりが好きになった!と言うこともおっしゃってました。
しばらくして、木の芽あえが登場。
がぶっとかぶりつく肴ではなく、
ちょびちょび摘める肴なので杯もすすみます。
続いてお刺身の登場、今の時期が旨い鯛です。
茶懐石では刺身は醤油で味わうのではなく
加減醤油でいただきます。
加減醤油とは鰹昆布だしにレモンを搾り、
薄口醤油で味を整えたもの。
刺身の醤油はさすがに飲めないけど、
この加減醤油は最後に飲み干すことができます。
鯛の風味が移り、これもまたおつな味わいです。
ひじょうにさっぱりしてこれが吟醸酒にはぴったりです!
旨そうに食べてる参加者・・・
おいらも食いて~ぇ!!と心で絶叫・・
と言うより声にだして叫び続けていました(笑)
続いて、魚の白子と筍の吸い物・・
これ、酒飲みの壷をついていますね。
燗が欲しくなります。
と言うことで、この当たりから燗酒の登場。
マーキーさんと燗を仕込みます・・。
燗に合わせてお猪口をくばります。
好きなお猪口で燗を楽しんでもらおうと
早いもの勝ちでお猪口をセレクト・・
じつはこのお猪口の中にはすごい国宝級のものが・・
昨年も使わせていただいた横山大観作のお猪口です。
室町時代後期の器もありました・・
ほんとこんな高価なものをなんのこだわりもなく
使わせていただき感謝です。
筍の吸い物・・
そして鯛の子と肝の炊き合わせ・・
お燗がすすみます。
鮭の粕漬けを焼いたものとだしまきたまご・・
たんなる鮭の塩焼きじゃなく、
ちょっと手間をかけて粕漬けをしたものを出してくれる
マスターの料理人としてのこだわりが感じる一品。
そして、本日来られたお客さんに、マスターが一人ずつ
順番に挨拶をしながらお箸で配られた
自家製カラスミとこごみ・・・。
人をもてなすと言うことがどんな意味なのか、
教えてくださったようなマスターの振る舞いです。
ただ単に旨いものをだす店!ではなく、
それ以上のおもてなしをする精神がこの金生と言う店を
大阪を代表する一流の居酒屋として誰もが認める
要素なんだと思います。
最後は、海苔茶漬けで〆・・
飲んだ後のお茶漬けは最高ですね。
はっきり言って食べきれないかも??と思いましたが
でも、ほとんどの方が完食されていました。
これは料理もさることながら、
相模灘がいかに食中酒に向いているか言う
証明でもありますね。
やはり旨い料理だけではなく、それに合った旨い酒・・
双方が合致してはじめて酒の会と言うものが
成り立つものだと痛感しました。
そして酒の会の成功は、たんに旨い酒を出せばいい
旨い料理のお店でやればいい・・
ではなく、料理人の真心、おもてなし・・
そしてお酒の造り手の情熱、飲み手との交流・・
この要素もかみ合って初めて成功だといえると感じました。
参加された方からは来年も是非この「祥月」の
酒の会に来たい!
相模灘の酒の会に来たい!と言う声もいただき
スタッフとしては嬉しい限りです。
今回の会は、酒恋さんにとって
今まで一番良い酒の会だったと思いますね。
今回参加された方、羨ましすぎです。
ほんと・・・・
自分が参加できないのが残念すぎ・・・
会の最中、お腹がグーグー言ってたまりませんでしたよ。
ポちっと ダブルでお願い!!
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