鯛蕪で大那特別純米中汲
年末となるとほんといろいろ用事があるものです。
忘年会に、大掃除に、年賀状、車のワックスかけ・・
歳暮の買出し・・
カレンダーで言えば12月31日が終わり、
1月1日に変わるだけなのに、
新年とはたいへんなものですね。
我が家は昨日やっと年賀状が終わりました・・。
すべてパソコン任せの味気ない年賀状なんですが
携帯メールでおめでとう!!と言うよりも
形のあるもので新年の挨拶をするほうが
少しでもぬくもりを感じるわけで・・・。
昔は宛名から、裏面まで手書きで必死に書いたもの。
おかげで年賀状を書くのに2日はかかりました。
版画とかも手を血だらけにして彫ったものです。
今は、3時間もあれば200枚ぐらいはあっちゅ間に
できちゃうんですからね。
便利なのはいいけれど、
この時代に生きててよかったのかどうなのか・・
ま、そんな話は置いておいて今宵の酒肴。
なぜか我が畑は蕪だけは毎年できが良いのです。
今年も大豊作!!
子供の頭ぐらいある聖護院蕪がぼこぼこできます。
大根はあまりできが良くないのに不思議です。
土の成分でしょうね。
我が畑で採れた蕪と鯛を使って鯛蕪です。
鰤と大根が相性がいいように
鯛と蕪は相性がいいんですよ。
これが鯛と大根、鰤と蕪だといまいちなんですね・・・
不思議です。
まずは鯛に多目の塩して30分ほど放置・・
その後、熱湯にくぐらせ霜降りに・・
そして冷水で血合いやうろこをさっと流して水気を切って
置いておきます。
蕪は厚めに皮をむき、8等分ぐらいの串切りに。
もちろん皮は捨てずに塩もみして柚子をあえたら
即席の漬けものに変身です。
水:みりん:酒:薄口醤油をあわせたものに
(こんな感じ・・600CC:30CC:30CC:20CC)
切った蕪を入れて、沸騰したら鯛も入れます。
10分ほどで鯛を取り出し、
後は蕪だけを15分ほどやわらかくなるまで煮て
そこに鯛を戻して片栗粉でとろみをつけて
柚子の皮を散らせば鯛蕪の完成!
柚子の香りと鯛の出汁がしゅんだとろとろ蕪が
たまらんのよこれが!!
本日は冷めにくいように土鍋に移して
温めなおしてからいただきました!
はじめから土鍋で炊けばよかった・・
合わせたポン酒は魚柄仁乃助師匠から頂いた
栃木県菊の里酒造 特別純米大那仕込み1号初搾り
それも直汲みです。
数が少なくてまず関西には出回らない一本。
そんな貴重なお酒を師匠からいただきました!
師匠!ありがとうございました!
この大那、さすがにいいですね~!!
飲んだ瞬間はしゅっとしたスレンダーなボディーのイメージ。
しかしふわっとした甘みがボディーにふくらみを与え
フレッシュだけど新酒らしくないやわらかさを感じます。
スレンダーだけど出てるところは出てる!(笑)
生まれたときから大人の雰囲気を持つ一本です。
鯛蕪と実に合いますね!!
柚子の香りと新酒のフレッシュな香りが
食欲と酒欲の相乗効果を生み・・・
とろとろの蕪からにじみ出る鯛の旨みが
自然と杯を口元に運ばせます。
なんとも上品な味わいです。
おかげで4合瓶なんてあっという間でした。
当然、片手で獅子丸を押さえつけながら
飲みましたけど・・(汗)
本日の酒肴とポン酒の相性は・・
★★★★★・・・50点満点!
鰤大根、鯛蕪・・
どちらも根菜と魚だけど、
鯛蕪は純米や純米吟醸・・・
鰤大根は山廃系がおすすめですね。
ポちっと ダブルでお願い!!
↓ ↓
| 固定リンク
| コメント (15)
| トラックバック (0)
最近のコメント