大阪の地酒勉強会
このブログでも、ほとんど取り上げたことが
ありませんが、実は、大阪にも10以上の酒蔵が
あるんですよね。
「秋鹿」「呉春」は有名なんで、ポン酒好きなら
一度は飲んで 「旨い!!」って思ったことが
あるかもしれませんね。
でも、旨くて頑張ってる蔵は大阪にまだまだあります。
先日、そんな蔵元が集まった会に参加させてもらいました。
「菊月会」と言う大阪の酒販店さんが作る会が
企画した大阪の地酒勉強会です。
集まった人数はざっと60人ぐらいでしょうか・。
参加した蔵元は6蔵。
参加蔵元は
・寿酒造さん(高槻)
・清鶴酒造(高槻)
・西條合資会社(河内長野)
・山野酒造(交野)
・浪花酒造(阪南)
・井坂酒造(岸和田)
大阪の蔵元の約半分ぐらいだそうです。
まずは、参加された蔵元がひとりひとり壇上に
あがり、自分の蔵を紹介。
それを参加した酒販店が5段階で
プレゼンの評価をします。
酒恋的には「西條合資」さんのプレゼンが
凄く印象的で評価も5!
蔵のある河内長野というところの
風土・風景・特産物が目に浮かぶような
スピーチです。
他の蔵元さんもなかなか個性的で面白かったのですが
評価は2~4と言ったところ。
やはり造りとスピーチは違うものですね。
スピーチが終わると、各蔵元のブースにわかれ
いよいよ利きがはじまります。
だいたい一つの蔵で、3~5銘柄。
全部で30弱です。
酒恋さんは片野桜の山野酒造さんから
利かせてもらいました。
しかし、利き酒って言うのは難しいです・・・・
飲んだ感想をのべるのではないんですもの。
含んだときの感想ですからね。
口に含んで、感じて、吐きださなければなりません。
なんかもったいない話です・・。
目と舌と鼻と歯茎で色と香り、
そして「甘・辛・酸・苦・渋」の5味を
評価するんですからね・・・。
酒恋さんは、利き酒師の資格なんて持ってないし
評価なんて恐縮なんですが、
自分流にまず目で見て色を判断・・・・・
うまけりゃ別に色は気にしないんですけどね・・・
そして、香りを確かめて、
洋ナシとかメロンの香りとか・・・・
香りが強いとか弱いとか・・・・
次に口に含んで舌さきで感じる味わいを評価
渋いとか辛いとか、丸いとか硬いとか・・
そして歯茎で感じるぴりぴり度を評価
そして鼻から息を吐いて抜ける時の香りを評価
最初嗅いだときの香りと比較してどうか・・
吐き出した時の最後の残像を評価・・
すばやく消えるか、残るか・・
こんな感じで利かせてもらいました・・。
評価と言うよりも自分の好みにあうか
あわないかなんですけどね・・。
酒恋的には、
香りは穏やかなメロン系・・・
一口含めば最初は優しい甘み・・
舌触りは若干とろみがあり・・
鼻から最初より少し弱めのメロンの香り・・
このあたりから、口腔内に旨みが広がり
ちょっと歯茎がピリリとして喉に落ちる瞬間
きりっと締まる・・・辛いと言うか
きゅーっとくる感じ。
そしてゆっくり残像が消えていく・・・・
こんなポン酒が好きですね!
理想のポン酒を探しながら、飲み込みたいのぐ~っと
我慢して各蔵元とお話し・・・・・・・・・
とりあえず全部利かせてもらいました。
ごっくんした時の感じがわからないのは
ちょっと残念だけど大阪のお酒、どれもこれも個性的で旨いです。
岸和田の井坂酒造の「三輪福」は、
いかにも
「だんじりの街、岸和田!」
と言うようなきりっとした男酒でしたね。
泉州名産のみず茄子がおつまみにおいてあったんですが
これを食べると飲みたくなるのであきらめました・・。
大阪らしい「六甲おろし!」なんてのもありました。
今年タイガースが優勝してたら、
この酒、飛ぶように売れてかも・・・・・。
西條合資さんの「天の酒 阿吽」。
飲んだ瞬間、
「う~ん!」
と大吟醸らしい芳醇な味わいで文字通り
「阿吽の呼吸」の阿吽と言うのが
ぴったしのネーミングでした。
金剛の雫は燗で旨かったです。
寿酒造さんの生貯蔵酒 吟醸「国乃長」は
今の季節より、夏場に味わいたい一本ですね
いかにも大阪らしい名前の浪花酒造さんの
「浪花正宗」。
今年の洞爺湖サミットでも使われた蔵元で
「純米吟醸 浪花正宗」
これが香りも旨みもよくてバランスのよい
ポン酒でした。
清鶴酒造さん・・・・・・・
ラベルがかなり凝っていますね。
若い力がかなり感じるお蔵でした。
「ふりいらん」と言う銘柄・・・
英語で
Free Run=搾った最初の雫
と言う意味だそうで大吟醸らしくなく、
香りもほどほど、味がしっかりしたポン酒で、
本日2番目のお気に入りとなりました。
清鶴さんのポン酒はこれから注目したいですね。
では、1番気にいったのは!?
「片野桜」で有名な山野酒造さんの
純米大吟醸「はんなり」。
このポン酒は、最初に利かせてもらったんですが
飲み込みたいのをこらえるのがたいへんでした・・。
ほんと一発目から、理想に近しでしたから・・。
各蔵を一回りしてから、
「飲ませてください!」と今度は利くんではなくて、
飲みたくてブースに戻るくらい旨かったです。
たっぷり味あわせてくださった
ピンクのハッピが素敵な山野社長!!
ありがとうございました!
清鶴酒造と山野酒造以外は、どちらかと言うと
芳香、端麗、切れよしと言う感じが共通していた
ように思います。
清鶴さんと山野さんは、香り薄く、旨みたっぷり。
辛口なのに甘く感じる・・
こんな感じでした。
あくまでも素人による利きですよ!
念のために・・。
でも、開始40分で、酒恋さんを連れてきてくれた
小林酒店社長以外誰もいなくなったのは
少し寂しいです。
利くと言うよりも、ほとんど方が飲んでましたし・・
お強い方ばかりだったのかもしれませんが・・。
大阪の蔵元を盛り上げるのは大阪の酒販店です!
せっかく、蔵元さんが来て下さってるのに
なんかもったいないな・・
これは、酒恋さんが酒販店ではなく
一般消費者だからの考えかもしれませんが・・。
おかげで、最後は全部の蔵のブースの記念写真を
撮ることができましたけどね・・。
大阪にもええポン酒、一杯あります!!
皆さん応援してあげてください!
ポちっと お願い!!
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