ハタハタ寿司で極楽気分!!
「お~い、今年も、んめぇ はだはだ寿司 でけだど~」
「今から、これさ、家に送っでやる~」
秋田の言葉で言えばこんな感じだろうか・・・・
秋田の魯山人から待ちに待った、「はたはた寿司」が届いた。
秋田の魯山人・・・・
八森に住む、郷土の食と酒、海、山をこよなく愛し
時には、世界遺産、白神山脈の案内人をしたり・・・
秋田の自然について熱く語ってくれたり・・
ぼくとつな同級生・・・。
彼は、四季を通じていろんな秋田の恵みを届けてくれます。
日本酒、米(秋田こまち)、ジュンサイ、岩牡蠣、
ほっけ、そしてこの「ハタハタ寿司」。
どれもこれも、ほんと旨い!
この旨い恵みのおかがで、すっかり
秋田ファンになってしまいました!
・・・・ハタハタ寿司・・・・
鰰(はたはた)を塩水に漬け取り出して
刻みしょうがと人参をまぜ、
米、麹などで醗酵させた「なれ寿司」の一種。
ポン酒のあてには最高!特に、ぶりこ(腹子)の部分は
独特の食感でやみつきになります。
毎年、この時期、我が家が楽しみにしている「秋田の味」です。
・・・・鰰(はたはた)・・・・
寒さ厳しい秋田の冬・・・・・
雷鳴が轟く頃に、産卵のために「ハタハタ」が
沿岸に押しせるのをみた人々が
「雷の魚」「雷神の使い」・・はたたがみ魚!!
と名づけたところから来たと言われています。
「魚の神様?え!!神様を食べるの?」っと
幼い頃、娘達は言ってました・・・・
そのたびに
「神様を食べることによって、体の中に神様がやどり
いろんな災いから守ってくれるんだよ~」
と言いながら魚を苦手とする娘達に
食べさせていましたね・・・・。
そのおかげかな?今じゃ、娘達は魚が大好きな、
健康で立派な酒のみに成長しつつあります・・・
ま、そんな、恐れ多い魚ですが、お味の方は、
なれ寿司と言うと、苦手な方が多いですが、
強烈な醗酵臭もなく淡白な味わいで、
噛めば噛むほど甘みが広がり人参、生姜が
やさしく魚の旨みと臭みを調節させ
さすが神の魚!!って感じです。
最後に口腔内に幸せの炎が灯ります。
一度食べると、来年また食べたいな~と思う
贅沢な一品です・・。
こんな「ハタハタ寿司」には、
やはり郷土の酒が一番あいそうなので
飛良泉の山廃純米を、チョイスして
嫁がリサイクルショップで買ってきてくれたちろりで燗。
石油ストーブでやかんに湯を沸かし、
そのなかにちろりをちょこんとつける。
あてのハタハタ寿司を一口入れて、
ころよいに温まった、飛良泉を流し込む。
旨いな~・・なんと情緒がある味わい・・
目をつぶると、気分は粉雪舞う東北の漁師小屋・・・
八代亜紀の歌が脳裏に浮かび・・・
ちゃうちゃう・・・そんな寂しい系のブログじゃなかった・・・
気分を変えて、東北の温泉旅館にしよう・・・
温泉からあがって、食事タイム・・・
囲炉裏にかけられた茶瓶で温められたお燗・・、
のんびりと一献・・
見事な牡丹が咲いている着物を、
さりげなく着こなした女将がお酌を・・
大きな古時計のコチコチと時を刻む音しか聞こえない静けさ・・
お猪口を口元に運び、きゅーっと一献・・・いいな~・・
と、想像しながら目を開けると見慣れた古女房の顔・・・
なんとなくがっくし・・・・・
このさい、コスプレ発想で・・・
嫁に着物でも着せて、女将にでもなってもらおうか・・・
でも着物は似あわんタイプやからな~
と一人でにが笑い・・・・
ま、そんな事、言ったら、
「酒飲み過ぎて脳みそが「なれ寿司」になってるんちゃう?!」
と相手にされないだろうしね・・・・・・
でも、この雰囲気、この時間がいいんだよね~
ポン酒を飲みながら一人おばかな想像を楽しむ・・
さすがは神から使えしお魚・・・・
ハタハタ寿司と飛良泉で極楽気分でありました・・
ポちっと お願い!!
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