イカの肝は正義の味方!
リーマンショック以来、中国を除き世界には不景気の嵐が
吹き荒れていますよね。
そして今、日本はゆるやかなデフレだと言います・・・。
デフレとは2年以上継続して物価が下落する様子を言うそうですが
確かに、物が安くなったと言う感覚があります・・・
1000円以下のジーパン、300円以下のお弁当の登場・・
吉野家の牛丼の値下げ、マクドナルドのハンバーガー・・
身近に値下げや破格値の文字が踊っています。
何で??
物が安くなったら何か悪いことでもあるんかな?
貧乏人の酒恋さんにはラッキーなんやけどね・・・。
だからデフレが悪い!と言う実感がわかないんです。
でも、テレビのコメンテーターや経済評論家さんの
お話を聞いていると・・・・・・・
「えらいこっちゃ!!」って思えてきます。
経済が負の連鎖に陥る恐ろしさ・・・
安い値段で販売すれば利益も少ないので、
企業の利益率が減りますよね。
利益率が減ると言う事は企業の存続にもかかわります。
当然、従業員の給料が下がる・・・
もしくは、会社を存続させるために人員を削減する・・
物が安くなったと言っても喜べない現実がそこにあるんですね・・。
そうなれば治安も悪くなるだろうし・・・
やはりデフレは良いことなさそうです。
デフレも伴い現在の景気は底が見えない沼のようですね・・。
馴染みの飲食店は、かなりお客さんが減って苦しいとみな口々に
おっしゃります・・。
毎年、この時期は忘年会の予約が入りだすのに
今年は全然らしいです・・・。
収入が少なければ、誰もが外食は控えますもんね・・。
やっぱりこれからは家飲みが中心になってきそうです・・。
家で飲めるだけましかな・・。
飲食店さんにしたらこの年末はかなり苦しいかもしれませんね・・。
さて、今宵の酒の肴は酒恋さん得意のスルメイカ!
冷凍ですが1匹98円でした。
スルメイカは、剣先イカやアオリイカに比べて断然安いですが
実はお宝が胴体の中に埋まってるんですよね~。
それがでっぷりと肥えた「肝」ですよ。
この肝さえ使いこなしたら、剣先イカやアオリイカなんて
買うのがあほらしいです。
今宵はこの肝を使って肝ちゃん焼きです。
イカをさっと洗って、胴体とゲソを旨く壺抜きにして肝を取り出す。
墨袋を取り除いて肝を包丁の裏などで絞りだす。
そこに酒と味噌、それに味醂を混ぜて肝ソースを作る。
そのソースをフライパンで焼いたイカに絡めて火を通せば完成!!
10分もあればできる美味しいイカ料理です。
肝の濃厚な味わいとコクが100円以下のイカを
500円以上の酒肴に変えてくれます。
美味しく食べるには焼きすぎないのがコツですね。
さて、あわすポン酒は 広島県 竹鶴酒造の「秘伝」。
酒造界の大魔神と言われる石井杜氏の渾身の一本です。
しっかり熟成してから瓶詰めされているので黄金色しています。
フルーティーだとかフレッシュだとか言う言葉が全く似合わない
しっかりしたお米の旨みが味わえる古風な感じのポン酒です。
燗にしてじゅっくり味わうのが旨いです。
肝ソースを絡めたイカとは抜群の相性です。
口の中に肝の後味が少し残ってるところへ
秘伝を流し込むのがたまらんです!!
外飲みが恋しいけど、景気が回復して実入りが良くなるまでは、
家飲みで我慢しなきゃ・・。
そんな家飲みを楽しむためには、安い値段で買った食材を
高級食材に変身させる工夫が必要ですよね。
そんな工夫の一役をかってくれるのがイカの肝ですよ。
イカ肝はこの不景気を乗り越えるための正義の味方かも?!
ポちっと お願い!!
↓ ↓
| 固定リンク
| コメント (22)
| トラックバック (0)
最近のコメント