広島訪問記完結編・・金光酒造
翌朝・・・、昨晩の余韻を少し残しながら7時に起床・・・
本日も、好天!
今回の蔵訪問は両日とも天気に恵まれ最高!
ホテルから眺める広島の風景は、
どんよりした大阪の朝とは違いなんとなく
きらきら輝いているよう。
この地に原爆が落とされ、失われていった命が、
二度と過ちを犯さぬよう、清らかな空気で
この地をまるで浄化してるようだ。
9時前に、ホテルを出発・・・・
途中、原爆ドームを見学・・・・・黒瀬に向かう。
黒瀬と言う町は、のどかな田園風景が広がり
とても美しく、黒瀬牛と言うブランド牛も有名なところ。
国道筋沿いに 「桜吹雪」 と言う大きな煙突が目印の
「金光酒造」さんには10時過ぎに到着。
実は、この蔵に来るのは今回で2回目。
1年前に、今回と同様、小林さんと一緒に、
この地にやってきました。
それが酒蔵と言うところに初めて訪問した時でもありました。
小林酒店のホームページに掲載してあるように、
町の小さな酒屋で、これから先の経営にも行き詰まりを
感じていた「酒店」が、地酒専門店と言う道を選び
再出発した時に、どうしても販売したかったお酒。
「賀茂金秀」・・・・・・・・・・
「金光秀起氏」と言う、エネルギッシュで情熱的!
非常に研究熱心で日本酒をこよなく愛する
若き杜氏が醸す素晴らしいお酒。
この酒を是非取引したいと思って、
蔵とのアポも取らないで
飛び込みで広島まででかけました・・・・・
それも仕込みで忙しい2月に・・・・・
今から考えると無謀ですわ・・・・・・・・・
最初は怒られました・・・
それでも、金光杜氏は2時間近く対応してくださり
蔵に来る前の心得や、訪問の仕方、蔵との直接の取引とは
どんなものか等、いろいろ教えてくだいました。
さすがに、この時は取引とは行きませんでしたが
最後に、この先ご縁があるでしょうとも言ってくれました。
帰りの車の中で、1年後、もう一回来よう!
今日教えてもらった蔵訪問のノウハウを生かし
他の蔵で修行を積み、必ず1年後、
もう一度、「金光杜氏」と話をさせてもらおう!!
小林さんとそう誓って大阪に帰ってきました。
そして、とうとうこの日が来たのです。
さすがに今回は、ちゃんと事前にアポを取り、
遅刻をしないように、前日から広島に入り
(旭鳳の社長と爆飲しましたけど・・・・)
金光酒造に向かいました。
1年ぶりにお会いした金光杜氏。
笑顔で迎えてくれました。
一年前のお詫びとお礼、そして学んだ教訓を生かし、
小林酒店がこの一年歩んできた道
方向性など、小林さんが話されていました。
金光杜氏は、その話を穏やかな表情で、じっと聞いて、
いました。
私は営業のことなど何にもわからないし、
ただ単に「賀茂金秀」が飲みたい一心で話を傍聴するだけ・・・
でも、蔵と直接取引することの大変さはよくわかりました・・。
小林さんが「賀茂金秀」を販売したい気持ち、
「金光杜氏」がそれを吟味している様子・・・・
まるで戦国武将が、お互いの領地と領民を守るために
話し合いをしているようです・・・・。
今回も2時間近く話をさせてもらい、
最後に、蔵見学・・・・・・・・・
整理整頓され、非常に綺麗です。
びっくりしたのは、ヤブタ式のしぼり機が大きな冷蔵庫に入って
いること!!
搾りをするときもきっちりした温度管理をすると言う徹底ぶり。
それと蔵の内外に保存用の大きな冷蔵庫が6つもあり
お酒はすべてその中に入れて保存すると言う
徹底した管理に脱帽です。
電気代だけでも相当のお金がかかっているそうです
「蔵は酒を造るのに、これだけのコストと手間隙かけて
いるのだから、酒販店さんも、同じぐらい酒を大事にして
売ってほしい!」
と、言っておられました。
いやいや当然ですわ!!
「賀茂金秀」と言う素晴らしいお酒は、
徹底したこだわりと、徹底した管理のもとに生まれてるんだな~と
ますます、賀茂金秀を小林さんところに置いてほしくなりました。
まだまだ、お店を変えていってる最中ですし、
小さなお店ですがお酒の管理は、しっかりされてます。
お店の倉庫には、マイマス4度以上でも冷やせる
大きな冷蔵庫もありますしね。
小林さんの人柄も最高だし、きっと「賀茂金秀」を大事に
販売されることは間違いないと思います。
最後に金光杜氏と記念写真も撮らせてもらい
(金光秀起氏と小林さん)
帰り際に、
「近いうちに、必ず大阪に行って、お店に寄らせてもらいます」
と言ってもらえたときは、まだまだ叶わぬ夢かもしれませんが
1年前とは違う、嬉しさで一杯でした・・。
「これで、賀茂金秀が自宅の近くで買えるかも!」
いつか、小林酒店に賀茂金秀が並んだときは
一番に買いに行きたいです。
広島訪問記これにて完結。
ポちっと お願い!!
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