ラ ビーニュで滋賀県北島酒造の会!
またまた更新が遅れてしまいました
先日、大阪難波にあるフレンチの名店「ラビーニュ」さんの
「御代栄とラ ヴィーニュの夕べ」に参加させてもらいました。
御代栄は滋賀県の北島酒造さんが醸すポン酒の名前。
その北島酒造さんのポン酒とフレンチのコラボを
満喫する会です。
フレンチのお店でおこなわれるポン酒の会なんて
参加したことがなかなったので行く前からわくわく!
気持ちを落ち着かすためにとりあえず桝田商店の
立ち飲み屋で高速予備注水
入店から退出まで5分弱という早業。
漬け盛りで生ビールを2杯をあおっていざ出陣。
立ち飲みのおばちやんがもう帰るの?!とびっくりする
ほどでした(笑)
さて落ち着いたところでラビーニュへ。
超~!イケ面シェフ小田桐さんがお出迎え。
指定されたカウンターに座らせてもらい
あたりを見渡すと参加されてる方の大半は女性!
みんなセレブ~!!な美女ばかり。
ジャンルの違いなのかポン酒の会ではおなじみの方が
ほとんどいなくてとても新鮮なイメージでした。
さて定刻になり北島酒造北島輝人氏のご挨拶。
そして純米吟醸 吟吹雪 23Byで乾杯です。
ゆっくりと舌で転がし最後に残る苦味を味わってると
そこに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
瀬田しじみのコンソメジュレ マティーニ仕立てが登場。
マティーニグラスに入れられてとてもお洒落。
そして、しじみの旨みが溶け出たコンソメジュレが素敵!!
プリッとしたしじみの食感を楽しんでいると
口の中にじわっと広がる微妙なうまにが成分。
そうなんです!
この微妙なうまにが味に合わすためにわざわざ乾杯の酒に
純米吟醸 吟吹雪 23Byセレクトされているんです。
口に入れた瞬間は邪魔することもなく・・
最後に隠れた本来の味わいとマリアージュさせる。
こんなコンセプトでセレクトさせれるんです。
これは勉強になりました。
自然とグラスを口を運んでしまいます。
お酒はワイングラスにだいたい一人120CC程度。
一品一杯と言う感じです。
料理とお酒が無くなったころにお口直しのパンと
純米吟醸 吟吹雪 無濾過生原酒中取り 23By
の登場。
乾杯酒と同じ23Byの純米吟醸 吟吹雪なんですが
これは中取り。
乾杯酒よりも苦・渋はかなりまろやかになり
旨みがしっかり感じます。
合わす料理が
カマスと秋茄子のガトー仕立て 生姜のヴィネグレット
秋茄子をケーキのように丸く型どった上に美味しいカマス。
そこに生姜のソースが散りばめられています。
生姜の辛味と旨み、かますの塩味・・・
これが絶妙に吟吹雪の中取りに絡むんですよね。
すいすい飲んでしまいます。
というか、酒恋さんだけですわ・・・
こんなにガツガツ食べたり飲んだりしてるの(笑)
隣にむちゃくちゃ可愛いセレブな女性が座ってたんですが
その方は読書をしながらゆっくりとポン酒と
フレンチのコラボを楽しんでおられました。
その姿が妙にその空間に似合うんですよ。
いつものポン酒の会ではまずこんな人はいませんね。
逆に似合わないのが酒恋さんでした・・。
次に出てきたのが
琵琶湖産手長海老のカダイフ包み揚げ
カダイフってのは細長い麺のような小麦の生地って
意味だそうです。
合わすポン酒は 船渡 生原酒 生もと 22By
カリカリに揚がった海老もさることながら
海老の味噌とソースが絡んで絶妙の旨さです。
生もとの旨みたっぷりのポン酒の登場だったんですが
その旨みと海老の旨みが相乗効果で何倍も旨く感じます。
これも抜群のお酒と料理の相性でした。
そしてメインディシュ。
近江鶏とむかごのバロッティーヌ 栗南瓜のソース。
バロッティーヌって言うのは巻くという意味で
近江鶏でむかごと野菜を巻いてローストしたものです。
これは 船渡 生もと 22Byのお燗で。
かぼちゃの甘みのあるソースを
鶏肉や野菜に絡ませるとこれがど絶!!
燗にすることで少し甘みを感じるこのポン酒。
その特徴をさりげなく料理に合わせてるところがにくいです。
ほんと燗があうね~。
料理の横にフォークとナイフが置いてあるのですが
やっぱり日本人は箸!(笑)ってことで
お箸でいただきました。
そして最後はデザート。
キャビネットプリン クリームチーズのグラス添え。
いつもならデザートなんてほとんど食べない酒恋さん。
でも今回はしっかり味わいましたよ。
このデザートもポン酒に合わせるために
作られてるんからなんです。
合わせるポン酒は・・・
日本一ドロドロのポン酒と言われている
もろみあらごしどぶ 純米にごり酒 23By
ほんとにドロドロですわ~。
でもプリンの甘みとクリームチーズの酸味と食感
それに乗っかってる塩味クッキー?!やったかな~
このもろみあらごしどぶと不思議とジャストミート!
デザートを食べない酒恋さんが完食したんですから
ほんと合うんですよ。
いや~・・
いろんな酒の会を開催してきた酒恋さんですが
今回は打ちのめされた感じです。
今までは和食とポン酒と言うのは合うのは当たり前。
刺身・揚げ物・煮物・焼き物・・・
適当にあわせてもポン酒とは合うものだ・・と言う
安易な気持ちでセレクトしてきたように思います。
白身刺身ならさらりと、赤身刺身なら少し濃いめに・・
煮物には熟成や本醸造・・とか・・
こんな感じで基本のベースを軸に単純に合わせてた
だけなんですね・・
口に入れたときの最初であわせ・・・
本来の味とは合わせた訳じゃないんです。
今回の会はフレンチとポン酒のコラボ。
洋食と日本酒と言う異国の文化を調和させるわけですから
主催者は真剣に味と取り組まなきゃならないんですよね。
今回は素材もそのポン酒が生まれた土地のものを
とことん使用です。
それがこのベストマッチを生んでる一端なんですよね。
お酒の量もいつもの会なら小さいお猪口でちょこちょこ
飲んでるんから沢山飲んでる感じがしますが
このラビーニュの会も最初にグラスに注がれるのが
だいたい120CCぐらい。
猪口のように頻繁にお代わりすることはないので
そんなに沢山飲んでるような気はしませんが
5品で600CCは飲んでるんです。
4合弱!!
そこにサプライズのポン酒や少しお代わりすると、
4合は飲んでる計算ですよね。
「御代栄とラ ヴィーニュの夕べ」
実にレベルの高い酒会でした。
次回も是非参加したいです。
ポちっと ダブルでお願い!!
↓ ↓
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