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関東遠征各論Pat1・・「稲花酒造」

関東遠征の初日、まず向かった先は千葉県上総一宮にある

「稲花酒造」さん。

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大好きな 純米吟醸 一の宮

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そして「絆」を醸す蔵元さんです。

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大阪の家を5時に出発、東京駅で関東の姉さんこと酒仙婆さんと

合流して上総一宮に到着したのがちょうど11時。

ほんま遠い~・・・・・・

駅には、稲花酒造14代蔵元になる通称「稲花若旦那」こと

秋葉康佑君が迎えに来てくれていました。

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秋葉君とは3年前に彼が大阪の取引先である小林酒店さんの

ところに挨拶に訪れた時に会って以来の再会です。

確か、ブログでも紹介したと思います。

駅から若者らしいジェットコースターのような運転で約5分ほどで

稲花酒造に到着。

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蔵の入り口に「清酒稲花正宗」の看板・・・。

奥行きがある広々とした敷地で、歴史を感じるたたずまい・・

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赤いレンガ造りの煙突がにょき!って感じでそびえていて

これぞ日本の酒蔵!!って感じの素敵な蔵でした。

到着して早速蔵見学・・・・

案内してくれたのは秋葉君のお母さんの孝子さん。

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稲花酒造の美人おかみです。

最初に案内してくれたのは蒸場・・・

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大きな和釜です。

酒造用の和釜には、7石、9石、11石、13石の大きさが

あるそうですがこの釜は一番大きな13石・・・

お水が2トンも入るそうで、燃料代が大変だとか・・

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蒸米を吊るすクレーン・・・

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初期のころの自動洗米器(MJP)。

すでに、20年近く前からこの設備を入れてるそうです。

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もうすぐ出番の甑・・

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今は使ってないので来客用の足湯にしようかと冗談で

言っておられた舟・・

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そして広い麹室・・。

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麹箱は、女性が持てるサイズにわざわざ特注で作ったそうです。

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泡傘、泡が出る酵母を使用した時に吹きこぼれないようにする

ものらしく、酒恋さんも初めてみました。

こんな感じで蔵を案内していただきましたが

実にトークが上手で楽しく、そしてわかりやすいお話で

いろんな蔵のおかみさんにお会いしてきましたが

こんなに詳しく蔵の歴史から、醸造についての説明を

していただいたのは初めて。

話にす~っと吸い込まれていくような感じです。

それもそのはず、おかみさんは東京農大醸造科出身・・・。

幼い時から蔵で育ち、蔵で学び、そして遊び・・

昔から一日中、蔵で生活をされていたそうで、

洗って乾燥させてある仕込みダルの中に入って

ころころ転がして遊んでひどく怒られたこともあったとか・・

物心ついたころから蔵の仕事も手伝うようになり

搾りの時のふなかけの要領は、未だに康佑君も勝てないそうです。

杜氏こそされていませんが自分でもお酒を仕込んでしまいそうな

現代版夏子の酒の夏子のようなおかみさんでした。

稲花酒造の歴史は300年以上・・

江戸のころからすでにこの地で酒造りをおこなっていたとか。

蔵も当時のまま(一部、昭和に建築されたところもあります)

今でもその江戸のころからの蔵を使用してポン酒を仕込んで

おられます。

昔の建築技術ってすごいですね。

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天井の梁や柱も江戸時代のもので

過去にあった大きな地震でも瓦は落ちましたが

建物はびくともしなかったそうです。

その建築技術を勉強しようと左官屋さんや建築屋さんが

やってきては壁をめくり江戸の建築技術を盗んでいくそうです。

そのため綺麗だった壁には「穴」があいて

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今じゃこのありまさです・・っておかみさんが笑っていました。

第二次世界大戦の時は、関東軍の宿泊地にもなっていたそうで

沢山の兵隊さんが稲花酒造で寝泊りをされていたとか。

終戦後、その兵隊さんが蔵に訪ねてこられ当時をしのぶことも

あったそうです。

そんなお話を伺いながら蔵見学は終了・・・

近くのお寿司屋さんでお昼ご飯をご馳走になり

蔵に戻り利き酒タイム!。

ちょっと余談ですが、その寿司屋の畳が可愛らしい・・

ヘースケさんのブログ読みだしてから畳がなんだか気になるです。

畳のへりに、魚やたこが書いてありました。

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いよいよ利き酒・・・。

自宅の畑で朝掘りの落花生を湯がいたものや

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おかみさんのお手製の茗荷の漬物などをつまみながら

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稲花ラインナップをしっかり利かせてもらいました。

落花生がめちゃくちゃ旨かった!

掘りたてでしか味わえない優しい甘み!!

いくらでも食べれましたよ。(鼻血が心配でした)

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14代よりも香り、旨味のバランスが整った純米吟醸 一の宮 
バニラのような香りでコクと深みのある味わいの特別純米 絆
常温、ぬる燗でおすすめの純米稲花かもし酒
コシヒカリを使用した純米吟醸 あじさい(PB商品)
若旦那おすすめの本醸造 生 一の宮

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しっかりとした味わいでほどよい香りの大吟醸 金龍稲花

買って後悔しない太鼓判の旨さの大吟醸です。

思わずがぶ飲みしてしまいました(笑)

利くというより試飲ですね(笑)

ひとしきり試飲させていただいたころ・・・

おかみさんが・・・

これは非売品で私の私物です・・と、

出してきてくれたのが40年以上も前の古酒。

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長島一茂が生まれた時のお祝いにと仕込んだ時のものらしく

そんな貴重なものを飲ませていただきました。

飲んだ瞬間、酒恋さんも酒仙婆姉さんも感動しましたよ!!

なんと上品で、そして綺麗な味わい・・

40年の時がたってもヒネてなくて深みのある味わいで

まろやかで旨すぎ!!

女性に例えると・・・

歳を取ってもなおも美しくきらきら輝いてる永遠のアイドル

吉永小百合!!一同納得!

まさにそんな感じの味わいでした。

で、おかみさんが、こんなのもあるよ・・

と出してきてくれたのが某大手メイカーの○正宗30年古酒。

これを利かせてもらうと・・・

先に利いたの旨すぎたのもあるのですが・・・

味にとげがあり、ばらついて、まろやかさが感じられず、

これは、女性に例えると・・・

加賀まり子やで~!!とみんなで大笑い。

こんな感じで古酒の飲み比べを楽しませてもらいました。

同じ古酒でも、しっかりした造りの蔵元さんのポン酒は

良い歳を取っていくものだな~と実感しましたね。

4年前・・

とある日本酒のコミューで

「関東でお勧めの蔵ってどこでしょうか??

こんなベタな質問をしたところ・・・

関東で一番醸造技術が素晴らしい蔵は間違いなく

「稲花酒造」です!!

そんな回答をしてくださった方がいたんです。

それが酒恋さんが稲花を知るきっかけになったんですが

その方がおっしゃった理由がよくわかりましたよ。

そんなこんなで、秋葉君、おかみさん、酒仙婆姉さんと

会話を楽しみながら3時間近く試飲させていただき

悲しいかな・・帰りの電車の時間・・。

帰り間際に、一宮で流行のゆるキャラ「いちみあん」

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携帯ストラップまでお土産にいただき・・・

感謝!感謝!!

非常に名残惜しいけど、おかみさんにお礼を言って

稲花酒造を後に、今宵の宴会場所「井のなか」さんに

向かったのでした。

ほんと、おかみさん、秋葉君、ありがとうございました。

造りが終わったころにまた行かせてもらいます!

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稲花酒造」カテゴリの記事

コメント

こちらの稲花、呑んだことありません、自分の行くお店にも置いてないかなぁ~
でも、どこかで機会があったら呑んでみますね。

女将さんの秘蔵40年古酒、呑めて良かったですね、
吉永小百合さんのたとえは、呑んでいないのに、妙に納得しちゃいました。

投稿: kohyou | 2010年10月30日 (土) 14時35分

この蔵のお酒も~
飲んでみたいですね☆
最近燗酒にはまってます~

投稿: hisami | 2010年10月31日 (日) 04時53分

40年!吉永小百合!
あたしゃまだ生まれてない・・・
酒に歴史あり!
私も落花生頂いたから茹でて食べようかな♪

投稿: あいぽん | 2010年10月31日 (日) 22時18分

ご指名を頂きありがとうございます
あの縁は、居酒屋の青春って名前の縁です
日本酒の40年もの古酒!
ワインと同じ評価があれば
一杯ウゥ万円ですね
呑んでみたいです!!

投稿: へーすけ | 2010年11月 1日 (月) 06時55分

泡傘って、私も初めて見ます。
 ワイヤーをグルグル回す消泡機が主流ですよね。
 40年古酒の吉永小百合、想像するだけでも楽しいですね♪
 今年も一都三県の会に行くので、女将さんに会えるかな?
 楽しみです。

投稿: toto | 2010年11月 1日 (月) 19時04分

日本酒の古酒って不思議~
やはり飴色になるんですね!!
とても貴重なお酒を頂けたんですね ^^)
小さい頃から蔵でそだち、遊んだ。。。
みんなそうして育って来たんでしょうね。
お酒と一緒に!!

投稿: イノぶた | 2010年11月 1日 (月) 21時45分

kohyouさん
稲花、これからきっと関東の主な日本酒のお店で飲めるようになりますよ。
あの、鈴傳さんが力をいれて売り出してますから。味も間違いなくうまいし、必ず2~3年後はそれと知られる存在になりますよ。
吉永小百合、やっぱりkohyou世代なら納得してくれると思いましたよ。森みつこ!と言う声もでましたけどね(笑)

投稿: 酒恋倭人 | 2010年11月 6日 (土) 00時00分

hisamiさん
hisamiちゃんなら「絆」が合うかもしれないよ。
今度、立ち飲みで飲めるように小林さんにお願いしましょう。

投稿: 酒恋倭人 | 2010年11月 6日 (土) 00時02分

あいぽん
そうだね。
私も全盛期の吉永小百合はしらない・・。
でも、今でも綺麗だし、十分魅力的ですよね。
綺麗なおばさんって言ったら、100人中50人は吉永小百合って言うと思う。
世代を超えた気品と美しさなんでしょうね。
そんな味が、この古酒でした。
ほんと酒に歴史あり!だね。

投稿: 酒恋倭人 | 2010年11月 6日 (土) 00時07分

へーすけさん
居酒屋の青春ですか!
何で青春なんだろ??
でも、寿司屋にはすごく似合ってました。

この古酒、値段がつけられないと言ってましたよ。ワインの同年代ものよりも高い値段がついてもおかしくないって言ってましたよ。
でも、絶対に売らないっておかみさんは言ってました。

投稿: 酒恋倭人 | 2010年11月 6日 (土) 00時12分

totoさん
totoさんでも泡傘をご存知なかったですか・・。
稲花の若旦那も知らなかったみたいです。
今じゃ使ったてないですからね。
そういうものを見れるのも蔵見学の楽しみのひとつです。
一都三県の会、私も近くなら是非いきたいな・・・。
また様子をブログにUPしてくださいね。

投稿: 酒恋倭人 | 2010年11月 6日 (土) 00時16分

イノぶたさん
そうなんですよ・・・
年月がたつほど、あめ色になってくるんです。
不思議ですよね。
そして甘味も増すんですよね。
煮詰めれば、プリンのシロップのような味になりそうです。
これをスイーツとかに利用すればかなり旨いかもしれないです。

投稿: 酒恋倭人 | 2010年11月 6日 (土) 00時20分

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