« 豚タンスモークで「相模灘 しぼりたて生」 | トップページ | ほろ酔い気分で新潟美人を思う! »

今年も大倉本家さんにお世話になっています。

昨年最後のブログでも紹介しましたが、

P1000165

今年も仕事が休みのときは大倉本家さんでポン酒造りの

お手伝いをさせてもらってます。

いつ行っても心よく迎え入れてくれる暖かい蔵元です。

寡黙で恥ずかしがり屋の大倉社長、その妹のゆきこさん

ゆき子さんの旦那さんのKMYさんの3人で

今年も頑張ってます。

P1001545

大倉の人気銘柄水もと造りの「濁酒」。

今年も超人気で、完売です。

酒屋さんにはまだ少し残ってるところもありますので

もし見つけたら是非飲んで見てくださいよ。

縁起物のお酒のお粥を味わってくださいね!

P1001544

今は特定名称酒の仕込が中心です。

大倉純米吟醸ひのひかり

P1001550

大倉純米吟醸雄町

P1001551_2

大倉特別純米オオセト

P1001554

大倉本家が誇るラインナップです。

今年の雄町さんは非常に素直な子でした。

社長兼杜氏の大倉さんの言うことをよく聞いて

順調な仕上がり。

P1001920

反対にひのひかり君は、駄々をこねまくってようやく

酵母を入れるまでに育ってくれました。

本日は素敵な山廃独特の泡を沸かせていました。

難産だったけどこんな子ほど旨い酒になるんだよね!

オオセトはタンクからバナナのようなミックスジュースのような

いい香りがしています。

大倉で酒恋さんが一番好きなポン酒です。

オオセトは香川県のお米で、山廃が中心の大倉さんでは

珍しい速醸酵母です。

ガッツンとくる味わいなのにすっきりした透明感も

もちあわせる不思議な飲み口で、焼肉、お好み焼きとの

相性もよくて関西人好みの1本です。

酒屋で見かけたら是非飲んでください。

蔵元でも買えますよ。

そんなポン酒の造りに参加させてもらってることが

嬉しいですね。

P1001350

普通酒は、洗米、蒸米、放冷作業も機械で

おこなってたんですが特定名称酒となると

洗米以外すべて手作業です。

P1001470

多くの蔵では、洗米も手作業のところが多いのですが

手で大量の米を洗う場合、やはり冷たさや、

疲れで洗いむらができる可能性もあるので、

P1001454

今年からMJPと言う洗米機を導入。

1回に10キロずつ洗うことができます。

冬の寒い時期に冷たい水に手を入れて作業をすることは

ほんと大変ですよ。

感覚もなくなり、ひび割れもおこりやすくなりますからね。

そんな米洗いを軽減してくれる

この機械は、なかなかの優れものです・・・・

だからかなりお高いらしいです・・・・。

でも、蔵人1人を雇うことを思うと機械を入れるほうが

安いらしいですけどね。

洗米を機械で行った後は浸漬です。

Pic_0085

MJPで洗米の開始から浸漬してお米を水から上げる時間が

重要でいつも緊張します・・・。

そして洗ったお米は一晩おいて、次の朝、

甑(こしき)を使って蒸米

P1001452

ちょうど酒恋さんが大倉さんに到着する朝8時ごろ・・

甑から蒸気が噴出し、この蒸気を見ると「蔵」に

来たんだな~っていつも実感します。

蒸しあがった米を、マニラ麻にくるみ放冷作業です。

P1070900_2

目的の温度まで下がるまで、手でお米をひっくり返し

続けます。

これが熱いんです・・・・・

お腹がすいているときは、このお米を少し拝借して

手の上でこねて、餅状にして食べます。

Moti

これをひねり餅と言うそうで、なかなか旨いんですよ。

でも、この放冷作業、酒造好適米なら米粒が麻にくっつきにくくて

作業もまだ楽なんですが、ひのひかり等の一般米はやわらかく

粘りがきついので麻からはがすのに苦労します・・・・

地道で、けっこうしんどい作業です。

冷めたお米は、麹室に運んで種麹付けです・・・

P1001354

種麹が入ったもやしと書かれた缶を振りながら種麹をお米に

振り掛けます。

酒恋さんは横で見ているだけなんですが、

この作業は神聖な儀式のようで

さすがに声を発することはできません。

杜氏さんの作業をじっと見つめています。

その後は、またお米をひっくり返してまんべんなく麹を

お米に絡ませ山の様に積んでいきます。

P1070916

最後に毛布をかけけてピシャピシャ!と叩きます。

こうすることで種麹に気合が入り、よい麹ができるそうです。

まさに愛の鞭です!

オオセトもかなり叩いて気合を入れてあげたので

きっと旨い酒になってくれると思います!

早く出来ないかとわくわくしますね。

蔵の仕事でこの麹を触っているときが一番酒造りを

実感しますね。

ただのお手伝いだけども蔵人になった気分で、

物造りに参加している自分が嬉しく思えます。

ポン酒造りって、ほんと地味だけど神秘的で

不思議な世界です。

微生物を使って、お米のデンプンを糖に変えて

その後、アルコールに変換させる・・・・・・・・

誰がお米からこんなに旨い日本酒を造るというと

製造方法を編み出したんでしょう?!

やっぱりかな????(サル酒)

猿でもなんでも、その方に感謝です!!

今月の15日ぐらいがオオセトの上槽です。

バナナ様の香りがもうすぐ美味しいお酒になるよ~!!

ってしゃべってるみたい・・・・

搾りたてを早く飲みたいものです。

    ポちっと お願い!!    

       ↓  ↓

     にほんブログ村 酒ブログへ

|

« 豚タンスモークで「相模灘 しぼりたて生」 | トップページ | ほろ酔い気分で新潟美人を思う! »

大倉本家酒造・・・(奈良県)」カテゴリの記事

コメント

通える酒造屋あっていいですんね

普段あまり目にしない酒造りの過程があり、
とても興味をもって読ませていただきました。昔ながらの酒造りは伝統ですね。これ
からも続けて行ってほしいです。

もちろんおいしいの酒を飲み続けたいから
というのもありますが・・・

投稿: 燻製スモークやで!のpitchgon1 | 2009年2月 5日 (木) 21時31分

また~楽しいことをしてますね ^^)
心底 ジャパンですね!!
出来立ては さぞ美味しいですよね~
うらやましい!!
お手手も綺麗になるでしょうねー
 

投稿: イノぶた | 2009年2月 5日 (木) 21時36分

めちゃめちゃ頑張ってますね。

甑倒しまでに一回でも手伝いたかったけど、今年は間に合いそうにありません。

休みは結構予定入れちゃってるので、昼間は家のことせんといかんので。

すごく楽しそうでうらやましいです。

オオセトは値段も手頃で僕も好きなお酒です。
ヒノヒカリや雄町も良い出来のようですね。
今年も楽しみです♪

投稿: マーキー | 2009年2月 6日 (金) 00時08分

実際造っているところを、見たことがありませんが、
大変そうですよね、でも、興味あります。

酒恋さんのブログで、「大倉」を知りましたが、
四谷「鈴傳」スタッフブログでも、
お店の定番で、コアなファンが多くいらっしゃるとの事。

機会があったら、呑んでみますね。

投稿: kohyou | 2009年2月 6日 (金) 01時14分

お酒は大好きですが、酒造りとは・・・真似できません!
酒恋さんの、日本酒への愛と情熱が記事から伝わってきます。
製造過程も、興味深く読ませていただきましたー。

もっと日本酒を味わって飲まなきゃ・・・。

投稿: しもべえ | 2009年2月 6日 (金) 01時30分

燻製スモークやで!のpitchgon1さん
こんなブログでも書いていると、いつの間にか親しくなる蔵元さんもできるもので、嬉しいですよ。なかなか蔵は見せてくれても造りに参加させてくれる蔵は少ないですからね。
でも、少しでも日本酒に興味をもってもおうと思うなら、つくりに参加してもらうのは良い考えだと思うんですよね。この大倉さんはそんな考えの蔵元さんです。日本酒を飲む人口が激変してる中で少しでも増やそうとしているそんな蔵元さんです。応援してあげてくださいね。

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 6日 (金) 08時17分

イノぶたさん
そうです!!心底ジャパン!倭人です。
もうすぐ畑も借りたのでやり始めます。
酒造りで米に携わり、畑で野菜と戯れる。
年を重ねるごとに人間らしい倭人になろうと思ってます。

出来立てのポン酒、自分が携わっただけにかなり楽しみです。大倉のお酒、新潟ならぐっさんのお店に置いています。
http://www.kanese.com/
よろしく!

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 6日 (金) 08時22分

マーキーさん
今年の甑倒しは3月5日の予定みたいです。
私はそれまでに後3回くらいは行く予定です。暇ができたら是非いっしょにやりましょうよ。すでに、来年も行くことになりました!今年のオオセトはかなり良いできになりそうですよ。強い酒です!!

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 6日 (金) 08時24分

kohyouさん
最初は飲むのが好きになり、肴との相性を考えるようになり、そのうちに造りに興味を覚える・・。まさに変態への道です!(笑)
ぜひ、kohyouさんも変態になって下さい。
関東にも気軽に蔵を見せてくださるところがいくつかありますよ。

「大倉」さんは関東に2件ほどしか特約店はないそうですが、買えるお店をご存知ならぜひ飲んでみてください。オオセト以外は燗がお勧めです。相模灘のようなクリアーで綺麗な酒じゃないです。どちらかと言うとブルースのような泥臭い酒です。すごく個性的な酒ですので楽しんでください。

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 6日 (金) 08時29分

しもべえさん
ありがとうございます。そんな事を言ってくださるのはしもべえさんぐらいですよ。
情熱、愛、日本酒に対する思いは自分自身ではそうなんですが、人はそんなことを言ってくれません・・変態!としか・・(笑)

日本酒は1600ぐらいの味が合わさって出来てるそうです。神秘的でしょう!そんな事を考えながら飲むのもいいですよ。

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 6日 (金) 08時38分

水モトのにごり酒ですかnote
 超、珍しいですね〜!
 にごり酒には目がないので
 見つけたら、速ゲットしたいと思います (^q^)

投稿: toto | 2009年2月 6日 (金) 10時32分

毎晩美味しく楽しく頂いてる日本酒
こんなに手間暇愛情かけて出来てるんですねぇ~
心して飲まないと~~いけませんねぇ~

投稿: hisami | 2009年2月 6日 (金) 10時35分

「菌の存在」が見える農大生の学園ストーリー【もやしもん】って漫画知ってます?私大好きなんですけど、酒造りの事も描かれてるんです♪(菌目線で…笑)菌達が、かもすぞー!って言ってデンプンを糖に変えて言ったりする様が可愛いお話♪←おすすめ♪

日本酒造りってやっぱ日本人じゃならではの几帳面さ、優しさ?が必要だと思いますね~。この造られる過程を知ったら、ましてや実際体験したら、日本酒に対する価値観変わるでしょうね・・・!米の神様、菌の神様、有難う!みたいなね…!

投稿: あいぽん | 2009年2月 8日 (日) 07時41分

totoさん
コメントありがとうございます。
この「濁酒」は、濁りと言うよりもお粥です。日本でも、大倉以外本物の水もとで
濁酒を作っているとこはありませんよ。少し甘めのポン酒です。毎年2000本ぐらいしか作らないので、酒販店さんでも残ってるところはほんとわずかですよ。見つけたら是非飲んで見てくださいね。

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 8日 (日) 12時38分

hisamiさん
そうですよ!!ほんと手間隙かけて夜もほとんど寝ないで造っておられます。しっかり味わってくださいね。

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 8日 (日) 12時40分

あいぽん
もやしもん、漫画は見たことがないけど知ってよ。それで東京では少し前まで菌類の博物館みたいなイベントやってたんですよね。
もやしもんのおかげで、少しは日本酒に興味を持ってくれる人が増えてみたいですね。
ほんと、造りに入れてもらうと単に飲んでる時とは味わい方が違いますよ。マニアックになってきます。(笑)この米の生まれた背景は・・この酵母を使うとこんな味・・こんな香り・・ってなぐあいに。まさしく変態ですね・・・。あいぽんは、そんなことを考えず、美味しく飲んでくれたそれでいいよ。変態にはなってほしくないです(笑)

投稿: 酒恋倭人 | 2009年2月 8日 (日) 12時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/417601/27791582

この記事へのトラックバック一覧です: 今年も大倉本家さんにお世話になっています。:

« 豚タンスモークで「相模灘 しぼりたて生」 | トップページ | ほろ酔い気分で新潟美人を思う! »