広島訪問記・・旭鳳酒造Pat1
竹鶴酒造から可部にむかて車を飛ばす・・
向かうは、 「旭鳳酒造」。
旧可部街道沿いにあり創業140年以上の歴史ある蔵。
竹原からゆっくり走って2時間ほどで到着。
「清酒 旭鳳」の由緒ある看板と杉玉がどっしりと構え
可部に旭鳳あり!!と言う印象。
対応に出てくれたのは、おかみさんの濱村郁子さんと
長年旭鳳を支えている部長の本田さん、そして、
杜氏の板木さん。
(板木杜氏)
社長は、どっかで飲んだくれてるそうです・・・
じつは、昨年まで長年に渡り旭鳳の酒を造り続けていた
杜氏の秋山氏が体を壊され、急遽、板木杜氏が今年から
造りをはじめる事になったそうです。
今までの秋山杜氏の酒が、板木杜氏に代わって
どんな変化をするのか興味深深です。
旭鳳のお酒と言えば、強烈な酸が魅力。
中華や、てんぷら、焼きそば、お好み焼き等
しっかりした肴の食中酒として最高です。
旭鳳の酒を飲みながら
「生レバー」に、ごま油をぶっ掛けて
塩をふりかけ葱を乗っけて食べると最高です!
飲み方は、やはり燗が好きですね。
特に、「濱田屋 甚七」はお米の旨みがぎっしりつまった
旭鳳さんの中でも一番燗が似合うポン酒です。
で、蔵を案内してくださったおかみさんは
笑顔が素敵な美人女将。
昨年から造りをはじめられた梅酒、
その名も「おかみさんの梅酒」が大好評で
女性杜氏の一面も!
この「おかみさんの梅酒」はスポーツの後や入浴後に
飲みたくなるシュワシュワで爽快な梅酒。
今年も、頑張って造るよ!!って、気合が入っていました。
一通り蔵を案内してもらってから、
ゆっくり客間で試飲をさせてもらい
本田さんや女将さんと談笑・・・。
車は、飲酒運転になるため、本田さんがホテルまで
代行運転してくれるとおっしゃるのに甘え。
試飲どころか、すでに爆飲モード・・・。
旭鳳のラベルにまつわる話や造りに関する苦労話など
いろいろお話しながら、旭鳳を沢山いただいてしまいました・・・。
竹鶴を訪問したことなどをお話すると
「近くに「幻」で有名な中尾醸造さんもあったのに・・
先に言ってくれてれば、口ぞえしてあげたのに・・・」
いやいや、今まで行った蔵で、他の蔵も紹介してあげよう
なんて言われたのは初めて・・・
自分の蔵の酒だけではなく広島の酒を広めたいと言う
女将さんの心意気が嬉しかったです。
仕込み水も飲ませてもらいました!
いや~旨かったです。
この水だから、旭鳳が旨いのも当然ですね!
特筆は、新しい板木杜氏と秋山杜氏の酒を
飲み比べさせていただいたこと。
秋山杜氏の酒が動ならば、板木杜氏の酒は静。
がっつりしいて、酸がしっかり利いた秋山杜氏の酒にくらべ
後味も爽やかでまるで水のように滑らかなのが
板木杜氏の酒。
来年から、旭鳳の酒が少し変わりそうな予感です。
続く!
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コメント
わぁ~~~~梅酒にかなり興味あります
呑んでみたいなぁ~~~☆
新しい杜氏さんは大変でしょうね
でも素敵な酒が生まれたら
呑む方としては又楽しみが増えますね
梅酒探してみようかなぁ~
「おかみさんの梅酒」ですね☆
投稿: hisami | 2008年4月11日 (金) 09時45分
お酒も勿論魅力的なんですけど、
生レバー・・・!ごま油をぶっ掛けて
塩をふりかけ葱を乗っけて食べる!本気で生唾ゴックンしました!(>▽<)食いしん坊にはたまらん!
投稿: あいぽん | 2008年4月11日 (金) 16時43分
hisamiさん
杜氏が変わると言うことは、蔵にとって
一大事です・・・・
旭鳳さんの酒質が変わるのは間違いないです。
でも、かなり腕の良い杜氏さんなので、一つの区切りとして、新生「旭鳳」を背負ってほしいですね。
「おかみさんの梅酒」関西なら、「小林さん」とこにしかないかも・・・
ほんと、数が少ない限定品なんですよ・・。
投稿: 酒恋倭人 | 2008年4月11日 (金) 21時14分
あいぼん
「生レバー」は、鶏、牛、大好物です!!
だから、痛風で泣いてるのかも・・・。
しかし!!旨いものは旨い!
どちらもやはり「ごま油」に塩、葱!!
ビールにも、日本酒にも最高だね!!
投稿: 酒恋倭人 | 2008年4月11日 (金) 21時17分
生レバーの下りでは確かに生唾がごっくんと
いやあ想像をかきたてますねえ♪
口の中が生レバーですわ(^_^)
杜氏さんが変わればお酒も変わる。
お酒でこれほど変化が出るのは日本酒ならではなんでしょうか。
杜氏さんの個性が出るというのは、杜氏さんにとってプレッシャーでもあり、やりがいだと思います。頑張っていただきたいですね。
投稿: マーキー | 2008年4月13日 (日) 06時11分
マーキーさん
そのとうりですね・・・
蔵でも、けっこう悩んでおられるみたいです。
酒質が変わるのは仕方がないですから・・
新しい酒質を認めてくれる人、過去の酒質が好きな人・・・
賛否両論なのは覚悟のうえだそうです。
私が飲んだ、板木杜氏の酒は、良い酒でしたよ!
しかし、酒蔵の世界と言うのは味の寿命が必ずあり、
同じ酒の味を維持することのむずかしさを痛感しましたね。
投稿: 酒恋倭人 | 2008年4月14日 (月) 20時17分
濱村さんご不幸があったようで・・・
投稿: ノック | 2015年7月 2日 (木) 10時32分